社長ブログ
陸から海へそして再び陸へ「海からの漂着物」
2012.01.19
海岸にはいろんなものが流れ着きます。
その①
これは、杉の木の切り株です。
山で伐られた杉の木の根っこが、土砂崩れで川に流され、そして海に流れ、漂着したものと思います。
大きさや年輪から見ると樹齢は50年以上のようです。
多分近くの松浦川か玉島川から流れてきたものとおもいますが、一旦沖へ流れて、岸に流れ着くときに、ご覧のようにブイが絡みついたんでしょうね。
これも根っことブイが何かの縁で結ばれたのでしょう。
その②
これは、石炭です。
その昔、唐津港は石炭の積み出し港として栄えていた時代があります。
明治初期から昭和30年代までのようですが、そうすると50~150年前の石炭ということになります。
当時船に積む時に、海にこぼれ落ちた石炭が、今も海底をさまよっているんですね。
日本の産業発展を支えた石炭です。
私にとって「海の石炭」は懐かしい思い出がいっぱい詰まっています。
ガキの頃、海岸で石炭を拾い、風呂の燃料にしていました。我が家の光熱費を支えた石炭です。
唐津の肥前町の炭坑を舞台にした「にあんちゃん」という映画がありました。小学生の頃、街の映画館で観たことがあります。
みんな貧しかった時代
外で遊ぶしかなかった時代
近所に子どもたちがいっぱいいた時代
向う3軒両隣、近所で助け合った時代
裸電球とラジオの時代・・・・・・・・そんなガキの頃を思い出します。