社長ブログ
海岸浸食!
2013.05.13
我が街の浜崎海岸の白砂青松の海岸が浸食されています。
海岸の砂が打ち寄せる波で浸食され、断崖絶壁のようなところもあるし、砂浜の幅が短くなって満潮時には数メートルしかないところも出てきていますし、砂浜の勾配が急斜面になってきています。
昔は、広い砂浜で海水浴はもちろん、潮干狩りやたまにはボール遊びなど恰好の遊び場だったし、夏には漁師さんたちが地引き網をして漁をしていたんです。
この浸食はもう数十年前からの傾向のようで、沖に防波杭が打たれたり、海岸にテトラポットが数カ所据えられたりと対策はとられていたようですが、ここ10年前から、その効果がだんだん薄れ、テトラポットは砂に埋もれてしまい、海岸の砂は削られて、このような状況になっています。
数年前から海水浴シーズン前になるとダンプで川砂を入れ、ブルで砂を均していましたが、台風や冬場の大シケでの大波に、折角入れた砂が浚われてしまいます。
元々海岸の砂は、川などからの砂の供給による堆積と、波などで砂が削られる浸食のバランスが保たれて地形を守っているそうですが、ここ最近は浸食される割合が大きく、全国的に海岸浸食が起きているそうです。
どうすれば昔のような広々とした砂浜に戻せるのか?県や市の自治体の悩みは増すばかりだそうですが、コンクリートなどの構造物で浸食を防ぐのではなく、昔の遊びができる海岸に、なんとか自然の形で浸食を防いでいただきたいものですね。